はじめまして。カサンドラママです。
息子が2歳半の時、旦那のアスペルガー症候群が判明して以来、別居して、息子とふたりで暮らしています。
同じようにカサンドラ症候群で悩んでいる皆さんとお友達になりたいと思い、このブログを始めました…。
カサンドラ症候群とは?
カサンドラ症候群(カサンドラしょうこうぐん、英: Cassandra affective disorder)、カサンドラ情動剥奪障害(カサンドラじょうどうはくだつしょうがい、英: Cassandra affective deprivation disorder)」とは、アスペルガー症候群の夫または妻(あるいはパートナー)と情緒的な相互関係が築けないために配偶者やパートナーに生じる、身体的・精神的症状を表す言葉である
Wikipediaより引用
カサンドラ症候群の身体的・精神的症状
カサンドラ症候群は次の3つの要素から成る、とされている。
パートナーの少なくとも一人が、低い心の知能指数/共感指数、あるいはアレキシサイミア(失感情症)。
人間関係の相互作用や経験を害する
精神的および身体的(またはどちらか一方)なマイナスの症状
具体的には、以下の各カテゴリーに1つ以上該当すること。少なくともパートナーの一人が次の診断基準の1つ以上に該当する
低い感情知能
アレキシサイミア
低い共感指数
人間関係の面で次の1つ以上に該当する
激しい対立関係
家庭内虐待(精神および身体、またはどちらか一方)
人間関係の満足感の低下
人間関係の質の低下
起こりうる精神的または身体的症状
低い自己尊重
混乱/当惑した感情
怒り、抑うつ、不安の感情
罪悪感
自己喪失
恐怖症(社会恐怖症、広場恐怖症)
心的外傷後ストレス反応
疲労
不眠症
偏頭痛
体重の増減
PMT;月経前緊張症(婦人科系の問題)
そのほか、カサンドラ症候群の症状として「アスペルガー的行動」が生じる場合もある。同じくWikipediaより引用
私が抱えていた身体的・精神的症状
私の場合、結婚後10か月目から首に激痛が走るようになり、病院を駆け回りましたが「原因不明」と言われ続け、その2か月後に出た診断が「パニック障害」でした。
激しい筋緊張が見られるとのことで、筋肉を弛緩する薬と睡眠薬を8年間も服用していましたが、「パニック障害ではないかも知れない」と言われ、薬をやめました。
別居した直後から筋肉の緊張がほぐれ始め、3年間、止まることなくほぐれ続けています。
今、振り返ると、筋緊張から来ているものがとても大きかったのですが、眉間がいつも重く、灰色の世界を見つめているような日々でした。
とても疲れやすく、いつか前に倒れこみそうな気がして、「いつになったら疲れが取れるのかな?」と栄養ドリンクとサプリメントをひたすら飲んでいました。
夜も頭が痛いのに、痛すぎて眠れず、朝は早くに目が覚める、典型的な不眠症でした。
カサンドラ症候群だと気づいた日
「カサンドラ症候群だと気づいた日」がまさに「どん底の日」だと思います。
そこから何年もかけて、少しずつ、少しずつ、状況は改善していくのです。
毎週末が怒鳴り合いのケンカでした
週末になると子どもの前で怒鳴り合いのケンカをしていました。
原因は大人同士のケンカとは思えないことばかりで、誰かに相談するのも恥ずかしいようなことでした。
例えば、子どもと旦那のお茶碗だけが食卓に運ばれていて、私のお茶碗だけ台所にあった時…。
「なんで私のお茶碗だけ残してるの?」と聞くと「だって、俺の手、2本しかないから…」と…。
「その言い訳おかしくない?父親の言うことじゃないで?」と聞くと、突然の逆ギレ。そこから夜中までワケのわからない話し合いが続くのでした…。
「うちの旦那、発達障害な気がする…」と周りに話しても、当時まだ発達障害そのものの認知度も低かったため理解されることはなく…。
暴れ出したくなるぐらいに週末を拒絶している自分に気づき、どんどん家庭内別居の状態に近づきながらも、週末になるたび大ゲンカは繰り広げられ…。
私自身も逆ギレを止めるために、「言うてることおかしいから、病院行って来いや!!」と大声で暴言を吐き続ける日が続きました。
それから1年ぐらい過ぎた時、旦那本人が「俺、アスペルガー症候群と思う」と突然言い出したのでした。
「奥さんも二次障害にかかるらしいよ…。」と、ボソっと言ったその言葉で、寝たきり寸前だった私のすべてが回り始めたのです。
カサンドラ症候群だと気づいた日から回復が始まりました
まず、自分自身がカサンドラ症候群という「うつ」だと気づいたその日、ほぼ寝たきりで子育てをしていて、なぜこんなに疲れやすいのかという疑問が消えました。
夜に寝ていると、眉間から舌のあたりが回転しているような気がして慌てて目が覚めて、筋肉の緊張がほぐれていっていることに気づきました。
そして、次の疑問にぶつかるのです。
「なぜ15年間もこのことに気づけなかったのか?」と…。
「アダルトチルドレン」や「毒親」という言葉に次々とぶつかり、誰からも愛されずにここまで来てしまったかのような孤独にさらされる夜を過ごしました…。
消えてしまいたい衝動に駆られ続けているにも関わらず、今までとまったく変化のない旦那を見た時、いったん自分を落ち着かせようと兄の家に避難しました。
それから自宅に戻ることはなく、別居生活が始まりました。
ひとりで泣かないでいて欲しいのです
私自身、別居してから約3年間、長い暗いトンネルをひたすら走ってきていました。
ここ数ヶ月、やっとの想いで明るい道を歩いていますが、まだまだ精神的に不安定になることも多いです。
最初の1年間なんて、2歳の息子とゴミ捨てやお風呂掃除も一緒にしていて、ひとりになれる時間なんてまったくない中での慢性疲労との闘いでした。
疲れすぎて、何度も何度もうずくまって泣きながら、ご飯を作って寝かしつけをしてきました。
できれば、あの頃の私のような想いをしている人と話がしたい、何かお役に立ちたいと願うのです。
カサンドラ症候群の悩みを抱えてひとりでうずくまっている人が、あんなに悲しい想いをする人が、ひとりでも減って欲しいと思っています。
ここを見つけてもらえた人が、少しでも楽しくなれるようなことを企画していきたいと思っています。
飲み会とか温泉ツアーとか、いつかはしてみたいと妄想(笑)しています。
現在の私は、子どもを預けられる人がいないので、保育園への入園もあきらめて、幼稚園に通っている時間に在宅ワークの仕事を少しずつしています。
今までのこの数年間とこれからの経験を踏まえて、カサンドラ症候群の皆さんが自立できるような目標も提案していけるようなブログにしたいと考えています。
これから手探りで進むことばかりだと思いますが、いつも皆さんと笑っていられるような楽しいブログを書けるようにしたいと思います。
早く記事を増やせるように、がんばります!( *´艸`)
メールやツイッターでも、いつでもどんどん話しかけてもらえると嬉しいです。
これからもよろしくお願いいたします。